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2013年5月5日 / weblacs

第8号編集後記

◆本誌は第8号を迎えた。創刊号を送り出したのは、サパティスタ蜂起の1994年だった。あれから7年。期せずして本号には、メキシコとブラジルに関する原稿が集まった。研究の力学からいえば2つの大国に関心が集中するのは当然かもしれないが、内容は様々であり多様な読みができよう。具体的な事象の構造や意味を問う論考、フィールド体験に基づく実践的な提言など、地域研究の意義や可能性を問いかけるような作品群が生み出された。積極的に投稿してくれた執筆者に感謝したい。また年1回の本誌を心待ちにしてくれる読者もいるようで、嬉しいかぎりだ。そうした期待を裏切らず、魅力ある誌面をいかにつくり上げていくか、編集にかかわる一人として気にかかる点である。◆編集責任者を吉田編集子から引き継ぐことになった。ただ、実際のやっかいな作業は引き続きやってもらっている。多くの場合、入稿から校正まで電子メールで済むようになったものの(もちろんそれ以外の形態の原稿を排除するものではない)、時間のやりくりが編集作業に転嫁される傾向も否めない。学会誌などでは通常、印刷・製本作業は専門業者に委託されるが、本誌では、編集部の有志が印刷(コピー取り)と製本をほとんど手作業で行っている。出版資本主義の時代とはいえ、最先端の電子革命と原初的な手作業とが共存する形で、雑誌の存続を支えているわけだ。◆注意深い読者は、誌面が毎号、微妙に変化していることに気づかれよう。レイアウトも含めたスタイルの工夫、個人史的な性格を帯びた「論文」の掲載など(本誌第6号および第7号の「編集後記」参照)、編集面では今後とも創意が必要だろう。生きのよい論考や情報、アイデアをお待ちしたい。(新木秀和)

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